丸型防振材ノンブレン両面ボルト締め片面座金タイプ防振材 NV

1. 取り付けカンタン！インシュレータータイプのノンブレン
2. 丸型防振材ノンブレンの特徴
3. 丸型防振材 NVシリーズ仕様
4. 外形寸法図
5. 取り付け方法
6. 正しい取り付け状態
7. 選定手順

取り付けカンタン！インシュレータータイプのノンブレン

『丸型ノンブレン』は、大きな荷重のかかるものに対し四隅に簡単に取り付けられるインシュレータータイプの丸型防振材です。手軽にどのような場所でもお使い頂けます。

丸型防振材ノンブレンの特徴

様々な重さの対象物に使用可能

4点支持の場合、2kg～1tでお使い頂けます。
また、支持点数を変えることで様々な対象物で使用可能です。

柔らかくても丈夫

金具との接着強度が強く横揺れにも強さを発揮しますので、コンプレッサーなどにも安心してお使い頂けます。

取付け用六角レンチ差込み穴

六角レンチ用の差込み穴があります。
本体がねじれませんので、安心して取り付けられます。

クリーンルームで使用可能

金具はSUS304製ですので、半導体製造工場などのクリーンルームでも安心してご使用頂けます。

取り替え簡単

防振ゴムは対象物と一般的な丸型防振材と同じ形状なので、直ぐに取り付けてご使用頂けます。防振対策で一番簡単なチェックポイントは防振ゴムのたわみ量（変位量）です。上に乗っている対象物が軽すぎる　または　重すぎると防振ゴムの効果を発揮できない可能性があります。現状の防振ゴムで満足がいかない場合、ぜひ一度ご相談ください。

静電防止タイプもご用意

静電防止用の通電タイプ(半導電ゲル)の丸型ノンブレンもご用意いたしております。
クリーンルーム内の防振ワゴンや、帯電でお困りの部分の防振にも対応いたします。

丸型防振材 NVシリーズ仕様

上下（又は片方）をボルトで固定するタイプです。
低負荷でのご使用も可能です。
(推奨は致しません。出来る限り負荷が掛かった状態でお使い下さい。)
「片面座金タイプ (B型) 」なら床などの平面に直接取り付け出来ます。

外形寸法図

NVシリーズ A型両面ボルト締めタイプ

NV1S-A Type

	標準寸法 mm											静的バネ定数 kgf/mm	推奨荷重 kgf	許容荷重 kgf	共振点 Hz	推奨周波数 Hz以上
製造番号	D1	D2	H	h	t	d	I	P	A	d1	t1	静的バネ定数 kgf/mm	推奨荷重 kgf	許容荷重 kgf	共振点 Hz	推奨周波数 Hz以上
NV1S-12A	12	10	11	8	1.5	M3	12	-	-	-	-	4.15	3.3	7	21	42
NV1S-20A	20	15	15	12	1.5	M4	15	-	-	-	-	5	6	13	17	34
NV1S-30A	30	25	23	20	1.5	M5	20					7	14	31	13	26
NV1S-40A	40	36	25	21	2	M8	30	-	-	-	-	20	42	94	13	26
NV1S-58A	58	50	31	25	3	M10	30	-	-	-	-	29	72	165	12	24
NV1S-90A	90	80	48	40	4	M12	42	-	-	-	-	60	238	520	9	18

NVシリーズ B型片面座金タイプ

NV1S-B Type

	標準寸法 mm											静的バネ定数 kgf/mm	推奨荷重 kgf	許容荷重 kgf	共振点 Hz	推奨周波数 Hz 以上
製造番号	D1	D2	H	h	t	d	I	P	A	d1	t1	静的バネ定数 kgf/mm	推奨荷重 kgf	許容荷重 kgf	共振点 Hz	推奨周波数 Hz 以上
NV1S-12B	12	10	11	8	1.5	M3	12	20	26	4	1.5	4.15	3.3	7	21	42
NV1S-20B	20	15	15	12	1.5	M4	15	30	38	4	1.5	5	6	13	17	34
NV1S-30B	30	25	23	20	1.5	M5	20	45	60	7	1.5	7	14	31	13	26
NV1S-40B	40	36	25	21	2	M8	30	58	73	7	2	20	42	94	13	26
NV1S-58B	58	50	31	25	3	M10	30	80	100	9	3	29	72	165	12	24
NV1S-90B	90	80	47	40	4	M12	42	117	141	11	3	60	238	520	9	18

NVAdシリーズアジャストタイプ

	標準寸法 mm										静的バネ定数 kgf/mm	推奨荷重 kgf	許容荷重 kgf	共振点 Hz	推奨周波数 Hz 以上
製造番号	D	A	L1	L2	I	B	H	C	h1	h2	静的バネ定数 kgf/mm	推奨荷重 kgf	許容荷重 kgf	共振点 Hz	推奨周波数 Hz 以上
NVAd-30-M6	M6×1.0	30	25	58.5	13	10	4	25	16.5	20	7	14	31	13	26
NVAd-30-M8	M8×1.25	30	35	70	13	13	5.5	25	16.5	20	7	14	31	13	26
NVAd-40-M8	M8×1.25	50	35	76	18	13	5.5	36	17.5	21	20	42	94	13	26
NVAd-40-M10	M10×1.5	50	50	92.5	18	17	7	36	17.5	21	20	42	94	13	26
NVAd-58-M12	M12×1.75	80	75	129.5	25	19	8	50	21.5	25	29	72	165	12	24
NVAd-58-M16	M16×2.0	80	75	131.5	25	24	10	50	21.5	25	29	72	165	12	24
NVAd-90-M12	M12×1.75	107	75	149.5	30	19	8	80	36.5	40	60	238	520	9	18
NVAd-90-M16	M16×2.0	107	75	151.5	30	24	10	80	36.5	40	60	238	520	9	18
NVAd-90-M20	M20×2.5	107	100	178.5	30	30	13	80	36.5	40	60	238	520	9	18

取り付け方法

本体 (エラストマー部分) に “ねじれ” の無いように取り付けて下さい。
ねじれた状態で取り付けると、本体が破損する恐れがあります。

ノンブレンには取り付け時のねじれを防止するために、六角穴を標準装備しています。
取り付け時には、この六角穴に六角レンチ等を差し込み、本体を固定していただくことにより、ねじれることなくしっかりと固定出来ます。

ノンブレンがねじれないよう注意し，取付面に固定します．
取付面と荷重のかかる面とが平行になるように注意します．
六角穴にレンチを差し込んで，ノンブレンが回転しないように固定します．
(本体が破損する恐れがあります．)
ねじれに注意しながら，ナットを締めます．
ノンブレンはねじれることなく，しっかりと固定できます．

正しい取り付け状態

均一な荷重がかかるように取り付けます。

均一な荷重がかかった状態"

ステイ等を利用して圧縮方向での吊り下げ

選定手順

選定手順

実際の選定例
荷重を防振材何点で支持するかを決め、1個当たりの重量を求めます。

コンプレッサー120kgf 4点支持
→30kgf/個
防振材1個が受け持つことが出来る荷重よりNVシリーズ型番をグラフ中より見つけます。

NV1S-40A(B) NV1S-58A(B) NV1S-90A(B)
防振したい周波数ができれば推奨周波数以上であるようにして下さい。
※防振したい機器の周波数は稼働時のモーターの回転数(rpm)より求めて下さい。
例：○○○○(rpm)Ã·(60秒) = ○○(Hz)

コンプレッサーのモーター回転数1200rpm
→1200Ã·60 = 20(Hz)
2種類以上の型番が選べる時は、許容荷重に余裕を持ったもの、周波数、取付スペース、コスト等を考慮して型番を選択して下さい。

荷重・周波数・取り付け高さより、NV1S-40を選択する。

丸型防振材 ノンブレン 両面ボルト締め 片面座金タイプ防振材 NV